佐伯市の浜矢さん、日本サーフィンジュニア年間王座 プロ登録「世界で活躍を」【大分県】

ジュニアランキング1位獲得を報告した浜矢凪さん(右から2人目)と父三男さん(同3人目)、母富代さん(右端)ら=佐伯市役所
サーフィンのジュニアクラスで昨年の年間ポイントランキング1位を獲得した浜矢凪さん

 【佐伯】佐伯市蒲江畑野浦の浜矢凪(なぎ)さん(18)=聖心ウルスラ学園高3年・宮崎県延岡市=が、日本サーフィン連盟のジュニアクラス年間ポイントランキング(2023年)で1位に輝いた。9日、両親の三男さん(55)、富代さん(54)と佐伯市役所を訪れ、田中利明市長に報告した。

 ジュニアクラスは17、18歳のアマ選手が対象で、浜矢さんは最後の年に王座を獲得。昨年12月にプロ登録を終えており、来季は「プロ大会での優勝はもちろん、ルーキーオブザイヤー(新人賞)を目指します」と抱負を述べた。田中市長は「いい報告を聞けてうれしい。目標に向かって頑張って。期待しています」と激励した。

 浜矢さんは両親の影響を受けて5歳で波乗りを始め、小学2年から本格的に競技にのめり込んだ。高校は自宅から通い、放課後は日向市の海で技を磨いたという。高校2年の夏にスランプに陥ったが、両親の支えなどもあって復調。成長を続け、念願だった年間1位を勝ち取った。

 「日々の食事や学校への送り迎え、遠征のサポートなど両親に感謝です」と浜矢さん。昨年12月上旬のプロデビュー戦(日向市)はプロジュニア(20歳以下)で2位に入った。4月からはサーフィン部のある宮崎産業経営大に進み、さらに上を目指す。

 浜矢さんは「質の高いサーフィンが自分の持ち味。世界で活躍できるサーファーを目指したい」と話した。

© 有限会社大分合同新聞社