平河選手(J1町田)充実の1年報告 鹿島市出身、パリ五輪スタメンに意欲

松尾勝利市長(左から3人目)らを表敬訪問した平河悠選手(同4人目)=鹿島市役所

 鹿島市出身でサッカーJ1・FC町田ゼルビアのFW平河悠選手(23)がこのほど、鹿島市役所を表敬訪問した。J2リーグで6得点を挙げ、チームのJ1昇格に貢献した充実の1年を振り返り、来季とパリ五輪に向けて意欲を語った。

 平河選手は鹿島西部中(FCレヴォーナ)-佐賀東高卒で、山梨学院大在学中から特別指定選手としてJ2町田でプレー。2023年に正式に加入し、スピードのあるドリブルを武器に、ウイングやFWとしてリーグ戦35試合に出場し、J2優勝の立役者となった。世代別の日本代表にも選ばれ、パリ五輪出場が期待されている。

 シーズンオフに帰省した平河選手は、松尾勝利市長らに今季の結果を報告し、「対人プレーで、相手を剥がして決めきる力が自分の武器。来季はJ1で2桁ゴールを挙げ、U-23日本代表ではスタメンとして試合に出続けたい」と目標を語った。

 松尾市長は「プロで活躍する姿は鹿島の誇りで、鹿島の代表という思いも込めて頑張ってほしい。サガン鳥栖との試合には、市民と一緒にスタジアムに応援に行きたい」と約束した。(山口源貴)

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