ヤンキース・ソト 調停権保有選手では歴代最高の年俸3100万ドルに

日本時間1月12日、MLBは年俸調停権を持つ選手に対して各チームが今季の年俸をオファーする期限を迎えた。多くの選手が年俸調停を回避して契約を結んでいるが、なかには今季の年俸について合意できなかった選手もおり、そうした選手たちは今後、年俸調停のプロセスを進めていくことになる。なお、フアン・ソト(ヤンキース)は年俸3100万ドルで契約を更改。年俸調停権を持つFA前の選手としては、昨季の大谷翔平(3000万ドル)を上回り、歴代最高額となった。

MLBではサービスタイム(メジャー登録日数)が3年以上6年未満の選手と、2年以上3年未満の一部の選手(スーパー2と呼ばれる制度)に年俸調停権が与えられる。ソトは昨季終了時点でサービスタイムが5年を超えており、今季がFA前のラストイヤー。昨季は年俸2300万ドルで、今季は3000万ドルを超えることが確実視されていたが、年俸3100万ドルでヤンキースと合意し、年俸調停を回避した。

今季終了後にFAを控えている主な選手では、マックス・フリード(ブレーブス)が1500万ドル、ウィリー・アダメス(ブリュワーズ)が1225万ドル、コービン・バーンズ(ブリュワーズ)が1563万7500ドル、ウォーカー・ビューラー(ドジャース)が802万5000ドル、シェーン・ビーバー(ガーディアンズ)が1312万5000ドル、ピート・アロンソ(メッツ)が2050万ドル、グレイバー・トーレス(ヤンキース)が1420万ドルでそれぞれ契約を更改。アストロズは2年後にFAを控えるカイル・タッカーと1200万ドル、フランバー・バルデスと1210万ドルで合意した。

一方、年俸調停権を持つ選手のうち、MLB全体で23人が所属チームとの合意に至らず。そのなかにはルイス・アライズ(マーリンズ)、アドリス・ガルシア(レンジャーズ)、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、デビン・ウィリアムス(ブリュワーズ)といったスター選手も含まれている。合意できないまま年俸調停に突入した場合は、チーム側の希望額と選手側の希望額のどちらか一方が今季の年俸として採用されることになる(MLBの年俸調停では、両者のあいだを取ることはない)。

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