関西学生ソフトテニス連盟、能登半島地震で支援へ 「町技」でゆかり

津波で港の岸壁に打ち上げられたままの漁船=6日午前11時29分、石川県能登町の松波漁港

 能登半島地震で、ソフトテニスを「町技」として親しむ石川県能登町や七尾市が被災したことを受け、関西学生ソフトテニス連盟が学生に義援金を募り、両市町の支援に乗り出す。

 能登町は大正期からテニスが盛んで、1985年には「テニスの町」を宣言。七尾市とともに数多くの全国大会が開催され、昨年9月の全日本学生ソフトテニス大会(インカレ)も両市町で行われるなどテニスと縁が深い。

 関西学連は京都府や大阪府、兵庫県などの加盟大学などに対して1月末まで寄付を呼びかける。今後、大会ごとに寄付を募るなど継続的な支援も検討していくという。

 堺陽司・関西学連会長は「つい数カ月前のインカレでも地元のみなさんには大変お世話になった。心ばかりだが、できるだけのことをしたい」と話した。

 日本学生ソフトテニス連盟も2月末まで両市町への義援金を募っている。振込先はGMOあおぞらネット銀行法人営業部支店、普通1838566。

倒壊した石川県穴水町の家屋=11日午前

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