余震続く極寒の被災地支援へ 沖縄から災害医療コーディネートチーム3人派遣 能登半島地震で

 能登半島地震で日本赤十字社県支部は13日、災害医療コーディネートチーム3人を石川県に派遣する。出発式が12日、那覇市与儀の沖縄赤十字病院であった。19日までの7日間、医療や救護が円滑に提供するため各地に派遣された救護班や関係機関と調整を重ねたり、現地を訪問したりする。

 派遣は災害医療コーディネーター(医師)の佐々木秀章さん、災害医療コーディネートスタッフの下地裕太さん、連絡調整員の井上稔之さん。

 県支部の上間優副支部長は玉城デニー支部長に代わってあいさつ。「余震が続く極寒の厳しい環境で、自身の安全にくれぐれも留意して支援活動に励み、無事帰任してほしい」と激励した。

 佐々木さんは新型コロナウイルスの沖縄県対策本部の医療コーディネーターを務めた他、東日本大震災や熊本地震も現地で支援した。「これまでの災害と比べてかなり厳しいと聞いている。感染症やコロナもインフルもかなり発生している。感染指導も必要だ」と語った。

© 株式会社沖縄タイムス社