大麻所持容疑で逮捕の福山大サッカー部員を送検 警察は若年層への広がりを警戒

大麻所持の疑いで福山大学サッカー部の男が逮捕され、大学が部員への聞き取り調査を始めました。警察は若年層への大麻の広がりを警戒しています。

福山大学サッカー部の男は12日朝、広島地検福山支部に身柄を送られました。警察によると、男は2023年9月、福山市内のコンビニエンスストアで乾燥大麻約1グラムを所持していた疑いです。

警察は11日、サッカー部の部室を捜索しました。福山大学によると、現時点で大麻が見つかったという話はないということです。

一方、大学はサッカー部員約120人に対し、聞き取り調査を行っています。当面、部活動は自粛するということです。

部員の逮捕に学生は…。

■福山大学3年生

「『えっ!」て、びっくりして声が出た。若いのにこういうことで将来を台無しにしているから、もったいない。悲しい気持ちになる。」

県警によると、2023年に大麻取締法違反の疑いで検挙された県内の10代、20代は63人。2022年の約1.6倍と、近年増加傾向です。インターネット上で隠語を用いるなどして連絡を取り合い、大麻を郵送で受け渡すなど、対面しないままのやり取りが目立つということです。県警は、若年層への大麻の広がりに今後も警戒を続けるとしています。

(2024年1月12日放送)

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