「激しく煙が…」牧之原市で住宅ほぼ全焼 1人の遺体発見 浜松でも団地の1室焼き1人心肺停止

静岡県内では、1月12日朝早くから広い範囲で強風注意報が出る中、火事が相次ぎました。牧之原市の住宅火災では、焼け跡から1人の遺体が見つかり、浜松市の火事では、70代の男性が心肺停止で病院に運ばれています。

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12日午前8時15分ごろ、牧之原市細江で「建物が燃えている」と近くを通りかかった人から警察に通報がありました。

<篠原大和記者>
「牧之原市細江です。木造の住宅でしょうか、いまも激しく煙が広がっています」

火は男性(70)の住宅1棟をほぼ全焼したほか、その熱で隣接するラーメン店の窓ガラスなどが割れましたが、約3時間後に消し止められました。焼け跡からは性別がわからない1人の遺体が見つかりました。

火事の後、男性の母親(96)と連絡が取れておらず、警察は、遺体は母親の可能性があるとみて、身元の特定を急いでいます。

<山口駿平記者>
「浜松市中央区です。外から焼けた様子はほとんどわかりません」

浜松市でも11日夜、団地にある建物の一室を全焼する火事がありました。火は、1階部分の一室を焼き、約1時間後に消し止められました。警察によりますと、部屋に住む男性(73)とみられる人が、煙を吸って心肺停止の状態で病院に運ばれ、現在も治療中です。

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