新年の風物詩「大田原花市」にぎわい だるまや熊手など縁起物ずらり

縁起物を買い求める人たちが訪れた大田原花市

 新年の風物詩である大田原花市が12日、栃木県大田原市中央2丁目の中央多目的公園北側の市道で開かれ、無病息災などを願い縁起物を求める人らでにぎわった。

 地元有志でつくる世話人会が主催した。白河信用金庫大田原支店前の交差点から、栄町屋台収納庫前までの約500メートルに、約150の露店が出店。赤、青、黄など色とりどりで大小さまざまなだるまのほか、熊手などが並んだ。会場には能登半島地震被災者支援の募金箱が設置された。

 那須塩原市永田町、電気工事会社経営我妻幸弘(わがつまゆきひろ)さん(59)は、わらで作られた縦横約60センチの宝船を買い求めた。えとにちなんで編み込まれた竜の形が気に入ったという。「ことしは年男。年齢を考えると、まずは健康、その上で商売繁盛を願います」と話した。

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