被災地狙う犯罪防止を 氷見で防犯カメラ

 県警は12日、能登半島地震の被災者を狙った犯罪防止のため、県道沿いの氷見市間島のJA氷見市稲積支所に防犯カメラを設置した。近日中に中央町ポケットパークにも設置する。

 被災地域での犯罪を抑止し、住民の安全安心を確保するため緊急に設置した。間島自治会長の本多清治さんは「住民の安全に役立つものになるといい」と話した。

 県警は、防犯カメラの追加設置に向けて氷見市や高岡市の自治会と調整している。氷見市内では、家屋の倒壊・損壊被害が大きい石川県境近くの姿地区でも設置を計画する。

 地震発生以降、ブルーシートの訪問販売や瓦の修理など震災被害に便乗した悪質商法に関する相談が寄せられており、県警は注意を呼び掛けている。

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