パンで南富山盛り上げる! いずみ高生考案、「ハレパン」とコラボ

商店街の活性化を目指して考案したオリジナルのパンを販売する生徒

 富山いずみ高校(富山市堀川小泉町)の2年生が考案したオリジナルのパンが、富山地方鉄道・南富山駅前の商店街にある「純生食パン工房HARE/PAN(ハレパン)南富山店」(同市大町)に並んでいる。同校近くにある商店街の活性化に一役買いたいと企画。12日は携わった生徒による販売会があった。

 探究学習の一環で、昨年6月から生徒28人がハレパン南富山店を運営している正栄産業(富山市)と取り組んできた。

 生徒は地域住民に意見を聞いたり、班ごとに案を出し合ったりして親子連れをターゲットにした商品を考えた。

 完成したのは、かわいらしいクマの形が四つ付いた「南富山くまくまぱん」(税込500円)と、雲形で4種類の味が楽しめる「南富山ふわふわくもぱん」(同600円)。どちらもちぎって食べる「ちぎりパン」で、家族や友達と分け合って楽しんでほしいとの思いを込めた。11日から店頭に並んでいる。

 12日は有志の生徒5人が同店前に並び、来店客にPRした。商品の企画とチラシ作りに携わった押田未来(みく)さんは「パンをきっかけに南富山がどんどん盛り上がってほしい」と話した。

 オリジナルのパンは同店限定の定番商品として販売する。

クマをモチーフにしたパン(左)と雲形のパン

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