湯布院町の「三代目源流」が太鼓の九州大会で準優勝 3月の全国大会へ「まだ改善点ある」【大分県】

第18回全九州・日本太鼓ジュニアコンクールで準優勝した「三代目源流」=由布市湯布院町川上のゆふいんラックホール
練習に励む「三代目源流」のメンバー
練習に励む「三代目源流」のメンバー

 【由布】第18回全九州・日本太鼓ジュニアコンクール(2023年12月17日、熊本市)で、由布市湯布院町の和太鼓団体「三代目源流」が準優勝(熊本県知事賞)に輝いた。3月にさいたま市で開かれる全国大会に向けて、さらなる練習に励んでいる。

 九州大会には、各県大会で選ばれた7県の34チームが出場。4分以内で自由曲を披露。演奏技術、音楽表現、チームワークなど5項目を審査した。

 九州の団体は近年、全国大会で上位を占める。阿南晴大リーダー(17)=大分高専2年=は「九州大会はレベルが高く激戦。会場はピリピリした雰囲気があり、年下のメンバーに声をかけ、緊張が和らぐよう心がけた」と振り返る。

 三代目源流は小学生3人、中学生2人、高校生3人の男女8人で出場。同団体を指導する「豊の国ゆふいん源流太鼓」の長谷川義(ただし)会長(72)が制作したオリジナル曲「令(ゼロ)」を演奏した。長谷川凜さん(13)=湯布院中1年=は「ミスなく、手応えのある出来だった」と話す。

 結果は、宮崎県の太鼓研修センター「響」が優勝。「勝てるだけの練習をしていたのに」と、メンバーは悔しさをにじませる。

 次は、3月24日にさいたま市である全国大会に9人で挑む。2023年は3位、22年は2位だった。18年以来の優勝を狙う。阿南リーダーは「個人としても全体としても、まだ改善点はある。大会までに完璧にしたい」と意気込んでいる。

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