長崎マリオットホテル内覧会 随所に長崎らしさ

開業間近の長崎マリオットホテル(長崎市尾上町)の館内=長崎市

 1月16日に開業する長崎マリオットホテル(長崎市尾上町)のメディア向け内覧会が12日あり、ロビーやレストラン、客室などを公開した。
 新築したJR長崎駅ビルの7~13階に5タイプ14種類全207客室を備える。最も広い「インペリアルスイート」はバルコニーを含め242平方メートル。南向きで長崎港や稲佐山を一望できる。室内のインテリアや調度品も他の部屋より多く、船のいかりをモチーフにしたアート作品や長崎にまつわる書籍などを置いている。
 この他に、駅を発着する西九州新幹線かもめを見下ろせる「かもめスイート」などがある。共有エリアやレストランにも、出島やハタをイメージしたアート作品、波佐見焼などの工芸品が飾られ、長崎らしさを演出している。
 高級会員専用ラウンジ「M CLUB」を国内のマリオット系ホテルで初めて備え、会員とエグゼクティブまたはスイートの宿泊客が24時間利用できる。
 宿泊やレストランの予約受け付けは昨年12月から開始。現在は会員の予約が多くを占め、客室稼働率は高くない。2月の長崎ランタンフェスティバルに向け、認知度向上やサービス強化を図るとしている。

ソファに座って長崎港や稲佐山を一望できるインペリアルスイートのバルコニー=長崎マリオットホテル
24時間利用できるラウンジ「M CLUB」。飲食サービスもある
館内に飾られた「出島の情景」をテーマにしたアート作品

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