長崎駅で旧正月フェス、出店やステージ楽しむ 「ベトナムの文化、食知って」 

アオザイを着た女性や獅子舞によるステージで開幕した旧正月フェス=長崎市、JR長崎駅西口広場

 長崎県内のベトナム人でつくる在長崎ベトナム人協会は7日、長崎市尾上町のJR長崎駅西口広場で「旧正月フェスティバル」を開き、来場者が同国の食や文化を楽しんだ。
 出入国在留管理庁の統計では昨年6月末現在、本県では約2700人のベトナム人が暮らしており、県内の在留外国人の中で最も多い。同フェスは、正月を一人で過ごすベトナム人同士や県民との交流の場にしようと初めて開催した。
 民族衣装のアオザイに身を包んだ女性や獅子舞によるステージで開幕。会場には同国の旧正月を表現したブースのほか、フォーやバインミーといった料理の出店も並び、来場者が舌鼓を打ちながらダンスなどのステージに見入っていた。
 同協会のホアン・ティ・ミ・ハオ会長は「学業や仕事のため長崎で過ごしても、その後に県外へ出て行くベトナム人は多い。長崎で楽しく生活して、ずっと住み続けたいと思ってもらうためにも、(同フェスを)毎年開催していきたい」と話した。

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