きょうから大学入学共通テスト 受験生が会場を下見

案内板で試験会場を確認する受験生=長崎大文教キャンパス

 大学入学共通テスト(13、14両日)の受験生が12日、それぞれの会場を下見し本番に備えた。県内では離島を含む9会場で実施し、志願者数は前年度より178人少ない4694人。
 長崎市文教町の長崎大は同日朝から案内板などを設置。午後には多くの受験生が訪れ、会場を確認した。県立長崎東高3年の香月賢志郎さん(18)は「ここに着いて『いよいよ』という思い。最近成績が上がってきたので楽しみな部分もあるが、不安も入り交じっている。後悔はしたくない。力を出し切りたい」と話した。
 会場ごとの志願者数は▽長崎大=2545人▽県立大佐世保校=410人▽県立大シーボルト校=500人▽長崎総合科学大=500人▽長崎国際大=455人▽五島高=98人▽壱岐高=85人▽上五島高=37人▽対馬高=64人。
 新型コロナウイルス感染症の影響で過去3回は追試会場を全都道府県に設けていたが、大幅に縮小。本県など西日本の受験生は京都工芸繊維大(京都市)で受ける。長崎大の井上徹志副学長(入試担当)は「新型コロナだけでなく、インフルエンザなどにも十分注意して受験に臨んでほしい」と話した。
 初日は地理歴史と公民、国語、外国語、2日目は理科と数学が行われる。

© 株式会社長崎新聞社