赤い実がいっぱい、イチゴ園オープン 寒河江

加温ハウスの中でイチゴ狩りを楽しむ親子=寒河江市・ストロベリーファーム

 寒河江市内の観光イチゴ園が12日、今季の営業を始めた。昨夏の猛暑の影響で開園は例年より約1カ月遅いが、加温ハウス内には鮮やかな赤いイチゴがなり、親子が笑顔で味わった。

 同市には観光イチゴ園が2カ所あり、同日開園したストロベリーファーム(高屋)は約5万株、10品種を育てている。セレモニーを行い、招待された家族が手で摘んで頬張った。長男の灯希(ともき)ちゃん(4)と来園した警備員斎藤裕司さん(39)=高屋=は「甘くておいしい。子どももうれしそう」と喜んでいた。

 園主の武田幸太郎さん(75)によると、昨夏の猛暑で苗が枯れ植え直した。現在は生育は順調で品質は良好とし、「多くの人に味わってほしい」と力を込めた。もう1カ所のいちごガーデン(八鍬)は3月中の営業開始を目指す。予約制で問い合わせはさくらんぼ会館0237(86)1811。

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