通算305本塁打のラウル・イバニェスがドジャースのフロントに復帰

MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ドジャースは元オールスター選手でメジャー通算305本塁打を記録したラウル・イバニェスを野球部門と特別プロジェクトを担当する副社長として採用したようだ。現役引退後、2016年からの5シーズンはドジャースのフロントオフィスで特別アシスタントを務めており、4シーズンぶりの復帰ということになる。直近の3シーズンはMLB機構に所属し、オンフィールド・オペレーション部門の上級副社長を務めていた。

現在51歳のイバニェスはロイヤルズ、マリナーズ、フィリーズなどで活躍した元外野手。メジャー19年間で通算2161試合に出場し、2034安打、打率.272、305本塁打、1207打点、OPS.800をマークした。フィリーズ時代の2009年には自己最多の34本塁打を放ち、キャリア唯一のオールスター・ゲーム選出。ポストシーズンにも5度出場した(マリナーズで1度、フィリーズで3度、ヤンキースで1度)。ヤンキース時代の2012年の地区シリーズ第3戦では、オリオールズを相手に9回裏にアレックス・ロドリゲスの代打として同点アーチ、12回裏にはサヨナラ弾を放つという離れ業を演じている。

2014年シーズン限りで引退すると、同年オフにはジョー・マドンの退団で空席となっていたレイズの新監督候補になり、ファイナリスト3人に名を連ねた(当時まだ正式に引退を発表していなかった)。2016年2月には特別アシスタントとしてドジャースのフロントオフィスに加入。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」でアナリストも務めた。

2021年2月にはオンフィールド・オペレーション部門の上級副社長としてMLB機構に加入。ルールや用具、オンフィールド・テクノロジーに関連した問題に取り組むとともに、スカウティングやアマチュア野球におけるMLB機構のイニシアチブにも貢献していた。今季は4シーズンぶりにドジャースのフロントオフィスに復帰し、アンドリュー・フリードマン編成本部長をサポートしていくことになる。

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