【全国女子駅伝】兵庫の田中希実と岡山のドルーリー朱瑛里が2区で直接対決 オーダー決まる

岡山から出場するドルーリー朱瑛里(2023年8月3日、札幌市)

 皇后杯第42回全国都道府県対抗女子駅伝(日本陸連主催、京都新聞、NHK共催、村田機械協賛)が14日、京都市右京区のたけびしスタジアム京都を発着する9区間42.195キロのコースで行われるのを前に、13日午後の監督会議で各チームの区間配置が決まった。各チームの有力なスピードランナーがそろう2区(4キロ)に、昨年の世界選手権5000メートルで8位入賞した兵庫の田中希実(ニューバランス、同志社大出)と、前回中学生区間の3区(3キロ)で17人抜きの区間新をマークし注目を集めた岡山のドルーリー朱瑛里(津山高)がエントリーした。

 2021年の東京五輪1500メートル8位の田中は、昨夏の世界選手権女子5000メートル予選で14分37秒98の日本新記録を樹立。決勝でも8位に入り、同種目の日本勢として1997年大会8位の弘山晴美以来、26年ぶり2人目の入賞を果たした。

 ドルーリーは初出場した前回3区を走り、9分2秒の区間新記録をマーク。地元の県立高に進学した後、全国高校総体1500メートルで1年生ながら4分15秒50の好記録を出し、留学生選手に続く3位に入った。岡山県出身で、カナダ人の父と日本人の母の間に生まれた。

 

 

 

兵庫から出場する田中希実(2023年6月4日、大阪市)

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