住宅被害1万1000戸超 死者220人に 能登半島地震

激しく雪が降る中、家屋の倒壊具合を調べる応急危険度判定士=13日午前9時40分、珠洲市正院町正院

 石川県の13日午後2時時点の集計によると、能登半島地震による県内の死者は220人となった。輪島市で5人増えた。住宅被害は同日午前の前回公表時から6967戸増の1万1297戸となった。被害が甚大だった輪島、珠洲両市の損傷の戸数が明らかになっておらず、さらに増加するとみられる。

 市町別の死亡者数は珠洲市98人、輪島市88人、穴水町20人、能登町6人、七尾市5人、志賀町2人、羽咋市1人。避難生活や環境変化などから体調が悪化して亡くなった「災害関連死」とみられる人は13人となっている。負傷者数は1014人。

 住宅被害のうち、各市町で被害状況の調査が進み、七尾市が5010戸、志賀町が2149戸、穴水町が千戸、内灘町が969戸、かほく市が698戸、加賀市が693戸などとなった。

 13日午後2時時点で連絡が取れない安否不明者として、26人の氏名などが公表された。13日午前の前回公表時から人数は変わっていない。内訳は輪島市22人、珠洲市4人。

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