【全国女子駅伝】注目株のドルーリー朱瑛里「わくわく」 憧れの田中希実と2区で初同走

全国女子駅伝の開会式後に取材に応じるドルーリー(13日午後4時19分、京都市右京区)

 14日号砲の皇后杯第42回全国都道府県対抗女子駅伝に出場する岡山チームの注目株、ドルーリー朱瑛里(津山高1年)が13日、京都市内での開会式後に報道各社の取材を受けた。この日の監督会議でオーダーが決まり、今回は2区(4キロ)で出場する。

 昨年の世界選手権5000メートルで8位入賞した兵庫の田中希実(ニューバランス、同志社大出)も2区となり、ドルーリーは「ずっと憧れにしてきた選手と初めて走ることになり、今から楽しみ。わくわくというか、緊張すると思うが楽しんで走りたい」と語った。

 ドルーリーは初出場した前回中学生区間の3区(3キロ)で17人抜きの快走を見せ、9分2秒の区間新記録をマーク。地元の県立高に進学した後、全国高校総体1500メートルで1年生ながら4分15秒50の好記録を出し、留学生選手に続く3位に入った。

 「高校生になって長い距離やスピードも一段とついた。質の高い練習ができている」と成長を語る。1年ぶりの都大路に向けて「一つでも順位を上げて岡山県チームに貢献したい」と意欲を示した。

 ドルーリーを巡っては、取材の集中が懸念されることから、主管の京都陸協が報道各社に本人の負担軽減への協力を要請。取材は別室で時間を区切り共催社の代表質問で行われた。

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