全国都道府県対抗女子駅伝2024、福井県チームの戦略と選手一覧 1月14日号砲

20位台を目指す福井県選抜=鯖江市東公園陸上競技場

 第42回全国都道府県対抗女子駅伝は1月14日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点とする9区間42.195キロのコースで行われる。福井県選抜は高校、大学生主体だった前回大会で37位と7大会ぶりに40位台を脱した。今回さらに若返った平均年齢16.8歳のメンバーで20位台を狙う。

 大会は3、8区(ともに3キロ)を中学生区間とし、残る区間に高校生を3人以上起用するのがルール。佐藤拓監督は「世代交代の時期」と位置づけ、中高生以外には大学生または社会人の10代4人を招集した。最年長は帝京科学大2年で19歳の中村愛莉主将。

 1区(6キロ)には松本実咲(中京学院大1年)を起用予定。昨年10月の全日本大学駅伝で3区を走り、チーム最高の区間10位。進学後実力をつけ、佐藤監督も「勢いがある」という。

 鯖江高勢が2、4、7区(いずれも4キロ)を担う。2区の宮川陽と4区の堀結葉は、一昨年の全国高校駅伝で県勢女子歴代2番目の17位を経験。7区の清水凜は前回大会、同区間でチームトップの区間20位と好走した。

 中学生区間の3区は、昨年も同区間を走った大塚結衣(光陽中)。上りの8区は、坂でもペースが崩れない寺田小雪(大東中)が濃厚だ。最長区間の9区(10キロ)は、一昨年の全国高校駅伝で活躍した実業団1年目の酒井心希(シスメックス)に託す。

⇒都道府県対抗女子駅伝、昨年の福井県選抜のメンバーは

 20位台の目安となる2時間21~22分台は「狙える」と佐藤監督。「若い選手で成績を残せると、次世代でのよい流れにつながる」と期待を込める。

都道府県対抗女子駅伝2024福井県女子選抜メンバー一覧

監督 佐藤拓(鯖江高教諭) コーチ 中村勝則(粟野中教諭)

    田邉保(美浜中央小教諭) 以下、選手名、所属、本年度自己ベストの順 中村愛莉 帝京科学大2年 16分50秒40(5000m) 酒井心希 シスメックス 16分32秒70(5000m) 佐藤鳳羽 スターツ  9分57秒80(3000m) 松本実咲 中京学院大1年 16分32秒85(5000m) 堀結葉 鯖江高3年  9分44秒73(3000m) 清水凜 鯖江高3年  9分49秒48(3000m) 中森優花 鯖江高3年 10分3秒87(3000m) 宮川陽 鯖江高2年  9分40秒83(3000m) 上島円羅 鯖江高1年 9分52秒58(3000m) 名里奏夢 美方高1年 10分14秒03(3000m) 大塚結衣 光陽中3年 10分9秒49(3000m) 仲村日和 小浜二中3年 10分37秒74(3000m) 寺田小雪 大東中2年 10分34秒27(3000m)

⇒福井県内の陸上競技に関するニュース一覧はこちら

※主将は中村愛、ふるさと選手は酒井心希、酒井心希

© 株式会社福井新聞社