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米英両軍によるイエメンの親イラン武装組織フーシ派への攻撃を巡り、イランがフーシ派に対し、事前に攻撃を受ける可能性がある場所の情報などを提供していたことが13日分かった。軍事筋が明らかにした。標的対象として軍事拠点などを挙げたとみられる。イランとフーシ派の軍事面での緊密な連携の一端が明らかになった。
軍事筋によると、フーシ派は今月上旬、米軍の攻撃が迫っているとして、イラン側に軍事情報や助言を求めた。要望を受け、イラン側は攻撃を受ける可能性がある場所のほか、紅海や周辺海域に展開する米英両軍の動きを事前に伝えたという。
軍事筋はイランが米英両軍を直接攻撃する意思を否定し「イランは軍事情報や衛星画像を提供することで、フーシ派を支援する」と語った。
イスラエルと敵対するイランは、反イスラエルを掲げるフーシ派や、ガザでイスラエル軍と戦闘を続けるイスラム組織ハマスを支援している。フーシ派はハマスに連帯を示し、紅海で商船を相次いで攻撃。米国は英国などと紅海や周辺海域をパトロールし、緊張が高まっていた。