「侮れない相手」初戦のベトナムについて語る伊東純也、5年前は準々決勝で1点差の辛勝だったが「自分たちの力をちゃんと出せればいっぱい得点できる」

伊東純也が初戦のベトナム戦へ意気込み[写真:©超ワールドサッカー]

日本代表MF伊東純也(スタッド・ランス)が、アジアカップ2023初戦のベトナム代表戦へ意気込んだ。

12日に開幕したアジアカップ2023。日本の初戦は14日、ベトナム代表との対戦で行われる。

2011年以来、3大会ぶりに優勝を目指す日本。相手のベトナムはフィリップ・トルシエ監督が率い、日本としてはやりにくい相手とも言える。

2019年の準優勝に終わったアジアカップを知る伊東。当時は柏レイソルの選手としてプレーしたが、そこから5年が経過し、今や世界でも話題を呼ぶウインガーに成長。日本代表としても欠かせない中心選手の1人となり、年齢も上の方に位置している。

伊東は初戦のベトナムについて「前回のアジアカップは難しい試合になったので侮れない相手です」とコメント。準々決勝で対戦した際に0-1でなんとか勝った相手であり、簡単にはいかないだろうとした。

2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア予選でも対戦したベトナム。直近でも苦しめられた相手だが「結構接戦が多いので、そろそろちゃんと勝ちたいなというのがあります」とコメント。今回の対戦では、しっかりとした形で勝利したいとした。

そのためのポイントについては「先制点を早い時間帯で取ることが大事ですし、チャンスは多く作れると思うので、しっかり決め切るところが大事だと思います」と語り、フィニッシュワークが大事になると分析。現在9連勝中の日本は、チャンスをしっかりと仕留めて大勝が多い状況であり、今大会でもゴールを量産したいところだ。

5年前を振り返った伊東は「前回はあまり出場する時間もあまり長くなかったので、今回はしっかり出場して貢献できればと思います」とコメント。アジアカップ後にヘンクへと移籍し、ヨーロッパでのキャリアをスタートさせたが「あの時はまだJリーグにいたので。あの後移籍したので、成長したところを見せたいと思います」と、5年間の成長を見せたいとした。

ヘンクでもウインガーとして結果を残し、アシストでチームを牽引。ステップアップし、現在はリーグ・アンのスタッド・ランスでプレー。ここでも攻撃を牽引している。

日本代表としてもゴールやアシストを量産するなど、大きく変化した伊東。この5年間は「あっという間でした」と振り返り、「ヨーロッパに移籍して、色々な面で成長できたと思うので、しっかり結果で見せたいと思います」と、形として見せていきたいと感じているようだ。

元日のタイ代表戦でも、ポケットを上手く使った形でゴールを奪う日本。その点については「名波さんがポケットの後ろを取ろうというのをやっていて、うまく人数をかけて、仕掛けるところは仕掛けて、シンプルに使えるところは使って、嫌なところにボールを送れればと思います」とコメント。ポイントを握る伊東もしっかり狙いはサダマテ散るという。

「前回は準優勝だったのでしっかり優勝したいと思う」と語るアジアカップ。難しさについては「全試合が5年前は難しかったです」と語り、「難しい試合になると思いますけど、自分たちの力をちゃんと出せればいっぱい得点できると思うので、そういう試合展開にできればと思います」と、今の日本代表の力を見せつけたいとした。

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