ガザ虐殺問う訴訟に反発 イスラエル首相、作戦継続

ネタニヤフ首相

 【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は13日の記者会見で、イスラエル軍によるジェノサイド(民族大量虐殺)条約違反を問う国際司法裁判所(ICJ)の訴訟に強く反発した。「誰もわれわれを止められない」と述べ、審理の行方にかかわらず、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマス掃討作戦を継続すると強調した。

 ICJでは11日、南アフリカの提訴により審理が始まった。南アはイスラエル軍のガザ攻撃が民族大量虐殺に当たるとして軍事作戦停止などを要求。イスラエルは請求棄却を求めている。

 ネタニヤフ氏は作戦について「正義の戦争だ」と正当化した上で「完全な勝利まで妥協しない」と述べた。

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