地震警戒、富山県内4567人挑む 大学共通テスト始まる

大学入学共通テストに臨む受験生=県立大射水キャンパス

 本格的な入試シーズンの幕開けとなる大学入学共通テストが13日、全国で一斉に始まった。2日間の日程で、県内は昨年より218人少ない4567人が出願し、富山大五福キャンパスなど5会場で試験に臨んだ。

 試験は富山大五福キャンパス(志願者数2812人)同大杉谷キャンパス(同600人)県立大射水キャンパス(同670人)高岡法科大(同225人)富山国際大呉羽キャンパス(同260人)で実施。能登半島地震の余震が続く中、各大学は試験中に地震が起きた場合の対応を想定し、受験生を迎え入れた。

 初日は地理歴史と公民、国語、外国語のテストを実施。富山大五福キャンパスと富山国際大でそれぞれ受験生1人が、英語のリスニング機器の不具合を訴えてやり直しのテストを受けた。他に目立ったトラブルはなく、公共交通機関にも大きな遅れはなかった。

 14日は理科と数学を行う。体調不良などで本試験を受けられなかった受験生が対象の追試験は27、28の両日に実施する。能登半島地震で被災した受験生も特例措置で追試験の対象となる。

大学入学共通テストに向かう受験生=13日午前8時ごろ、富山大五福キャンパス

© 株式会社北日本新聞社