女子W杯へ、準備開始 ジャンプ蔵王大会・運営支える自衛隊員

ジャンプ台の踏み切り台付近で除雪作業を行う自衛隊員=山形市・アリオンテック蔵王シャンツェ

 ノルディックスキーのジャンプワールドカップ(W杯)女子蔵王大会(19~21日)を前に、会場となる山形市のアリオンテック蔵王シャンツェ(蔵王ジャンプ台)で13日、大会運営をサポートする陸上自衛隊第20普通科連隊による準備作業が始まった。雪不足が懸念されたが、雪の搬入作業を経て必要量は確保しており、大会本番に向けて斜面の整備などが進められる。

 自衛隊員は計37人で、準備作業に先立ち入山式を行った。サポート期間は大会終了後の22日までで、同連隊本部管理中隊の深瀬紀明中隊長は「選手が良い成績を残せるように、コース整備に努めたい」と語った。

 雪不足に対応するため、山岳観光道路「蔵王エコーライン」(上山市)から8~11日に雪を運んで着地斜面などをカバーしている。ジャンプ台のスタート地点や踏み切り台付近は一定程度の雪が積もり、この日はスコップを使って取り除いた。

 大会は18日に公式練習と予選が行われる。19、21の両日にノーマルヒル個人戦を、20日に同団体戦を予定している。

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