浜と空が美しい沖縄・来間島でフォト婚いかが? 星空の下で撮影もOK 協会が申請を代行して地元と共存へ

 沖縄リゾートウェディング協会(翁長由佳代表理事)は1月から、結婚衣装を着て海浜などで写真撮影するフォトウエディングの撮影申請代行を沖縄県宮古島市の来間島で本格的に始めた。県内では恩納村に続き2例目。

 代行するのは竜宮城展望台、長崎浜、長間浜東・南入り口、来間ガー、ムスヌン浜、タコ公園の6カ所。場所によって申請先が県や市などに分かれて複雑だった。また、農道に駐車したり墓参りの横で撮影したりと、地域住民へ迷惑をかけることがあったという。

 有料で申請を代行し、墓参りの時期や入ってはいけない場所、駐車場の情報を共有して地域との共存を図る。料金の一部は自治会に納められ、カップルに来間産マンゴージュースやウエルカムスイーツを提供する他、駐車場の整備に充てる。

 協会の会員や腕章を持つ業者は2カ所まで手数料5千円、それ以外は7千円。腕章は法人事業者1万2千円(会員8千円)、個人事業主6千円(同4500円)で取得する。

 11月から試験運用し、12月27日に来間島離島振興総合センターで上地明彦事務局長が説明会を開催。参加した業者らが島内の海岸を清掃した。1月10日現在で25業者が登録している。 

 上地事務局長は「地元が歓迎してくれることが大事」と意義を強調し、「来間には美しい浜や空があり、夜は星空の下で撮影できる。自治会としても観光資源として活用できる」と話している。(宮古支局・當山学)

業者に貸し出す腕章のデザイン(沖縄リゾートウェディング協会提供)
海岸を清掃をした業者ら=12月27日、来間島・ムスヌン浜(沖縄リゾートウェディング協会提供)

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