炎に無病息災願って 小山の寒川地区でどんどん焼き 残り火で餅あぶりおいしく楽しむ

5自治会長と児童が点火した寒川地区のどんどん焼き

 栃木県小山市寒川地区のどんどん焼きが13日、同公民館近くの田んぼで行われた。地域住民ら約200人が参加し、炎に無病息災などを祈願した。

 同地区振興協議会が主催し、13回目。自治会などが竹や寒川小の田んぼアートで使用した古代米のわらを使い、5自治会を表す五角形のやぐらを組み上げた。

 神事の後、各自治会長が同校の5、6年生とペアを組んで点火し、しめ縄などを燃やしていた。

 同協議会の大久保俊男(おおくぼとしお)会長(75)は「コロナ前同様の本格開催ができてうれしい。家内安全や豊作を祈念して、1年間無事に過ごしてほしい」と話した。

 人々は竹に刺した餅を残り火であぶって食べるなどして楽しんだ。同校2年青木礼真(あおきれいま)君(8)は「将来の夢は警察官。どんどん焼きの炎に当たって体を丈夫にしたい」と笑顔を見せた。 どんどん焼きに先立ち午前中、会場では親子連れなど約20人がたこ揚げを楽しんだ。

どんどん焼きの残り火で餅を焼く参加者

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