英大御所ロックバンドメンバー 自身のアートで約9000万円の収入 絵や彫刻で展覧会開催

ロニー・ウッドは2023年、自身のアートで約50万ポンド(約9000万円)以上を稼いだようだ。ザ・ローリング・ストーンズのギタリストであるロニー・ウッド(76)は、長年にわたって、絵を描き、彫刻を制作し、その展覧会では批評家の称賛を浴びてきていることでも知られているが、サンデー・ミラー紙が入手した企業登記局であるカンパニーズ・ハウスに提出された書類には、2022年の収入が143万7277ポンド(約2億6300万円)だった一方で、2023年は195万3778ポンド(約3億5800万円)だったと記されているほか、銀行預金額も250万ポンド(約4億5800万円)以上に急増している。

フェイセズやジェフ・ベック・グループでの活動を経て、1975年にストーンズに加入する以前には、ロンドンのイーリング・アート・カレッジに通っていたロニー。世界中のギャラリーに展示されてきたストーンズの肖像画のほか、ジミ・ヘンドリックス、チャック・ベリー、エルヴィス・プレスリー、ジョン・レノンなどのアーティストも描いてきたほか、2022年には、ウィリアム王子を通し、写真から描いた故エジンバラ公の絵を故エリザベス女王に贈り、2020年には展覧会で得た2万3000ポンド(約420万円)をイギリスの国民保健サービス、NHSに寄付したアーティストとしての功績は特筆すべきだ。

一方で、ストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツが生前に完成させた作品も収録されたアルバム「ハックニー・ダイアモンズ」は、2023年英国での発売初週だけで7万2200枚を売り上げ、ルイス・キャパルディやエド・シーランのアルバムに次いで、昨年3番目に最速に売れた作品となったほか、 昨年のバンドの60周年記念ツアー「シックスティ」は、ヨーロッパ14都市で71万2000枚のチケットを販売、9400万ポンド(約172億円)の収入を得たと報告されている。

同バンドは今年、全米ツアーも予定している。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社