【日光】御幸(ごこう)町にある「氷屋徳次郎」の製氷池で14日朝、今季の天然氷の切り出し作業が始まった。
厳しい寒さの中、この日は全国から駆け付けた協力者ら約30人が作業に臨んだ。約15センチの厚さになった池の氷をエンジンカッターやのこぎりで1枚約40キロ分に切り分け、レールに滑らせて氷室に運んでいった。
2月ごろまでに約4千枚を切り出し、全国に出荷する。生産者で5代目の山本仁一郎(やまもとじんいちろう)さん(48)は「昨年よりも厚みがあり、良い氷ができた。昨年の夏は猛暑だったので、今年も暑い夏などに食べてもらい皆さんが笑顔になってくれたらうれしい」と話した。