神戸から救援物資 高岡市商工会青年部が仕分け

救援物資を仕分けする部員=高岡市常国みどり台公民館

 神戸市からの救援物資が高岡市商工会青年部に届けられ、部員15人が14日、市常国みどり台公民館で、仕分け作業に汗を流した。食品や衛生用品、毛布など8トン分で、能登に届けるため段ボール箱を整理した。

 神戸市のライブハウス「神戸ハーバースタジオ」と洋食店「ザ・ブッチャーズパラダイス」が、阪神淡路大震災で被災した際に全国から受けた恩を返したいと住民に呼び掛け、物資を集めた。以前から交流のあった高岡市商工会青年部の銭座健太朗副部長と連絡を取り、12日にトラック2台で高岡に届けた。

 14日は部員が物資を用途別に仕分けし、能登地方への届け先や日程を話し合った。銭座副部長は「神戸の熱い思いをいただいた。われわれも一枚岩となって困っている人を全力で支援したい」と力を込めた。

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