災害ごみ山積み 高岡の仮置き場に灯籠やブロック塀

山積みになっている災害ごみ=高岡市長慶寺のストックヤード

 高岡市が同市長慶寺のストックヤードに開設した災害ごみの仮置き場で、灯籠やブロック塀などのごみが山積みの状態となっている。市では定期的に処理業者がごみを搬出して整理しているものの、仮置き場には市内各地の復旧作業で回収された土砂も持ち込まれるようになり、今後もごみは増大するとみられる。

 市環境政策課によると、連休初日の6日から12日まで1日平均180台の車両が、ごみを捨てていったという。倒壊したブロック塀などに加え、5日からは災害ボランティアの活動が本格スタートしたことから、土砂が入った土のうも運び込まれるようになった。

 市では、処理業者の作業が追いつかなくなるのを避けるため、仮置き場にしばらくごみは置いたままにし、処理状況をみて定期的に業者に引き渡すよう調整している。

 市環境政策課の担当者は周辺の復旧が一段落した後、所有する空き家の片付けなどに取りかかる場合でも、ごみの処分は個別に対応するとした。

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