【GXビジネス】どこまでする?ビジネスマナー<敬語編>【大分県】 なぜ敬語は難しく感じるのか?

 自分の話す敬語に自信はありますか? そう問われると、私は「自信がない」と答えるだろう。

 普段話している相手への言葉は大丈夫だが、いつも以上に敬意を示さなければならない相手の場合には、ボロが出る。より丁寧にと意識するがあまり、自分でも訳の分からない言葉になったりする。敬意を示す状況は不意にやってくる。だからこそ余計にややこしさや難しさを感じてしまう。

 私と同じように難しく感じている人も多いのではないか。そんな敬語について、年間約250回のマナー講座を実施し、短大や専門学校でも講師を務めるマナーハウス大分(大分市)の高清水理奈子代表になぜ難しく感じるのか、どこまですべきなのかを取材した。

 敬語に関して「100%自信があると言える人は少ないのではないか。私にも不安なところもある」と話す。高清水さんの講義に参加する学生にも聞いてみたところ「身に付いていない」や「学生の間は使う場面がない」、「早い時期にしっかりと教えてほしかった」などと意見が出たと言う。

 それでは、なぜ敬語が難しく感じるのか。

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