福井県版「はとバス」3月16日運行…北陸新幹線開業合わせ、恐竜博物館など巡る定期3コースと企画旅行8コース

はぴバスのプロモーションと運行テストを兼ねたモニターツアー=2023年10月、福井県敦賀市のJR敦賀駅前

 3月16日の北陸新幹線福井県内開業に合わせて運行開始する観光バスツアー「はぴバス」の販売が1月12日始まった。3月16日から11月30日まで毎週土・日曜と祝日に走る「定期」3コースと、最少催行人数を設定した「募集型企画旅行」8コースの計11コース。県内の新幹線4駅を発着点に歴史や自然など地域の観光資源を生かしたバスツアーを展開する。

 はぴバスは、都内の観光名所などを巡る「はとバス」の福井県版。県内バス事業者5社と県バス協会でつくる「はぴバスコンソーシアム(共同事業体)」が運営する。

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 定期観光バスのうち、新幹線福井駅東口を発着点とするのは、▽県立恐竜博物館と越前大仏で知られる大師山清大寺(ともに勝山市)を巡るコース▽大本山永平寺(永平寺町)と県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館(福井市)を巡るコース―の二つ。もう一つは、芦原温泉駅を発着点に東尋坊や丸岡城(ともに坂井市)を巡り、若狭牛のにぎりずしやふくい甘えび丼などを昼食で楽しむコースとなっている。

 募集型企画旅行ツアーの8コースは、春の第1弾として3月16日から5月31日まで運行。「春の若狭路 いちご狩りと地産地消バイキング」「大河ドラマ館とふくいの伝統工芸」「星空バスナイトクルージングツアー」など、名所観光や伝統工芸見学などのコンテンツをそろえた。運行日はそれぞれ異なる。

 販売は、はぴバスの公式サイトのほか、大手旅行会社でも取り扱う。コンソーシアムの事務局を務める京福バスの担当者は「新幹線開業に合わせて『ワクワク旅』を提供していきたい」としている。

はぴバス定期観光ツアーの3コース

▼「初めまして ふくい名所旅」Aコース

 ・福井駅~県立恐竜博物館~大師山清大寺(越前大仏)~同駅

▼同Bコース

 ・福井駅~大本山永平寺~県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館~同駅

 ※両コースともにバスガイド付き、入館や拝観料込みでともに大人5500円、6歳以上12歳未満2800円

▼「ふくいの幸 食べ比べ」

 ・芦原温泉駅~えちぜん鉄道あわら湯のまち駅~東尋坊~坂井市の日本料理店「小松屋」~丸岡城~えちぜん鉄道あわら湯のまち駅~芦原温泉駅

 ※バスガイド付き、入城料込みで大人1万2900円、6歳以上12歳未満1万1千円

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