ジルー1G1Aのミランがローマにシーズンダブル、後半戦初戦を制して3連勝【セリエA】

[写真:Getty Images]

セリエA第20節、ミランvsローマが14日に行われ、3-1でミランが勝利した。

前節エンポリに3発快勝とした3位ミラン(勝ち点39)は、4日前に行われたコッパ・イタリアでは主力を起用したもののアタランタの前に惜敗。そのアタランタ戦で負傷交代したガッビアが無事先発となった。

一方、前節アタランタに優勢としながらも勝ちきれず引き分けに終わった8位ローマ(勝ち点29)は、コッパ・イタリアではラツィオとのダービーに臨んで0-1で敗れた。こちらはディバラが再負傷で欠場となり、ルカクの相棒にはエル・シャーラウィが起用された。

ローマがアグレッシブな入りを見せたものの、先制はミラン。11分、ボックス手前中央でラインデルスのパスを受けたアドリがシュートフェイントでDFを外し、左足を一閃。ゴールネットを揺らした。

アドリのミラン加入後初ゴールで先制したミランが自陣に構えてローマを受け止める中、30分にはGKメニャンがチェリクのボックス内からのシュートをビッグセーブで阻止。

ハーフタイムにかけては一進一退の攻防となり、ミランは37分にプリシックが際どいヘディングシュートを放てば、ローマは40分にスピナッツォーラがミドルシュートで応戦。前半はミランの1点リードで終了した。

迎えた後半、マンチーニに代えてペッレグリーニを投入したローマは、クリスタンテを3バックの左に配置。

その後半はミランが良い入りを見せた中、55分にFKからガッビアが決定的なヘディングシュートを放つと、1分後に追加点。CKの流れからケアーのヘッドでの折り返しをジルーが頭で押し込んだ。

2点を追う展開となったローマはベロッティを投入すると67分、ペッレグリーニがカラブリアにボックス内で倒されてPKを獲得。これをパレデスが決めて1点差とした。

ここからローマの攻勢が強まるも、終盤の84分にミランが勝負を決める。テオ・エルナンデスがジルーの巧みなポストプレーを受けてボックス左に侵入。シュートを突き刺した。

ミランがローマにシーズンダブルとして後半戦初戦を制し、リーグ戦3連勝としている。

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