共通テスト全日程終える 長崎県内受験生「ほっ」と安堵の表情

試験を終え、ほっとした表情を見せる受験生=長崎市、長崎大

 大学入学共通テスト2日目の14日、長崎県内では約4400人が受験。全日程を終えた受験生たちはほっとした様子を見せながらも2次試験に気持ちを切り替えた。県内9会場を管轄する4大学によると、2日間大きなトラブルはなかったという。
 2日目の教科ごとの県内受験者数は▽理科(1)2157人▽理科(2)2260人▽数学(1)4360人▽数学(2)4313人。
 長崎市文教町の長崎大では試験を終えた受験生が安堵(あんど)の表情で友人らと健闘をたたえ合っていた。県立長崎東高の女子生徒(18)は「力は出せたと思う。昨年までと違って新型コロナの影響は少なく、みんなで団結して受験勉強に打ち込めている」と語った。
 佐世保市川下町の県立大佐世保校で受験した県立佐世保西高の中尾一陽さん(18)は「能登半島地震のことを考えると心が痛む。その分しっかりしなければいけないと思って臨んだ」、県立大崎高の川原真未さん(18)は「終わってほっとした。きょうはゆっくりして、2次試験に向けてもうひと頑張りする」と気を引き締めていた。
 国公立大2次試験の願書受け付けは22日~2月2日。

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