「完璧な試合」バルサに快勝しスーペル・コパを制したレアル、アンチェロッティ監督が振り返る「簡単な試合だと思うなら大間違い」

バルセロナ相手に快勝を収めたアンチェロッティ監督[写真:Getty Images]

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、スーペル・コパ・デ・エスパーニャ決勝のバルセロナ戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

2大会ぶりの優勝を目指すマドリーと連覇を目指すバルセロナの対戦。マドリーは準決勝でアトレティコとのマドリード・ダービーを戦い、120分の激闘に5-3で勝利。バルセロナはオサスナに勝利し、“エル・クラシコ”が実現した。

試合は立ち上がりから互いにチャンスを作るが、マドリーが効果的にゴールを重ねることに。7分にヴィニシウス・ジュニオールのゴールデ先制すると、10分にもヴィニシウスがゴールを奪う。

リードを広げられたバルセロナは、33分にロベルト・レヴァンドフスキがネットを揺らし1点差に。しかし、39分にヴィニシウスがPKを決めてハットトリックを達成。後半は54分にロドリゴ・ゴエスがネットを揺らしリードを3点とすると、バルセロナの反撃を許さず4-1の大勝で見事にトロフィーを獲得した。

アンチェロッティ監督は試合を振り返り、ハットトリックのヴィニシウスを称賛。チームとして攻撃陣が躍動したことが相手を困らせたと語った。

「勝ちたかった決勝だった。我々は実力で勝ち取った。スタートはとても良く、序盤のハイラインをうまく利用できた。ヴィニシウスが通常ではない状態であり、別のゲームが始まった」

「バルセロナはボールを保持してチャンスを窺おうとした。それを取り返すことは大変だった」

「4-1になるまでは試合はオープンだったし、我々はコントロールしようと努めた。後半のブロックはとても良く、完璧な試合となった」

「前線に機動力があり、攻撃の選手が固定されていないため、我々はとても危険だった。ライバルがマークにつけないことを意味する。ヴィニシウス、ベリンガム、ロドリゴが流動的だからだ」

「彼らにはサイドからのサポートもあり、相手に多くの問題を引き起こした。素晴らしい結果となった」

「試合早々に2つのゴールを決め、4-1まではオープンだった。我々はカウンターを多用し、彼らはボールをコントロールした。簡単な試合だと思うなら、それは大間違いだ」

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