ネットバンキングに不正アクセス 300万円を引き出す 詐欺などの疑いで中国籍の38歳男を逮捕 沖縄県警

 国内メガバンクのインターネットバンキングに不正アクセスし現金を引き出したとして、沖縄県警は12日、中国福建省在住の会社経営者の容疑者(38)を不正アクセス禁止法違反、電子計算機使用詐欺、窃盗の疑いで逮捕した。

 茨城県や埼玉県など9県警の合同捜査。インターネットバンキング利用者100人超の口座情報が「スミッシング」という手口で抜き取られ、約1億円の被害が出たとされる不正アクセス事件で、これまで30人以上が摘発され、一部は有罪判決も出ている。

 逮捕容疑は2019年11月、他の容疑者と共謀し、不正送金した現金計約300万円を県内のATMで引き出した疑い。

(資料写真)パトカー

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