藤井聡太八冠(21) 八冠独占後に初めて地元で公開対局 ファン「どんどん強くなってどこまでいくのか恐ろしい」

将棋の藤井聡太八冠が14日、名古屋市内で行われたトーナメント戦「朝日杯将棋オープン戦」で地元のファンも見守る中ベスト4進出を決めました。

「朝日杯将棋オープン戦」は、持ち時間それぞれ40分の早指しで行われるトーナメント戦。

14日に名古屋市内で行われた公開対局には、2年連続5回目の優勝を目指す藤井八冠が登場。八冠独占後初めて地元での公開対局です。

対局場と大盤解説会場、合わせて約370人の観客が見守る中、午前の本戦1回戦では斎藤慎太郎八段(30)と対戦し、藤井八冠が92手で勝利。

そして、午後からの準々決勝の相手は、去年も朝日杯で対戦した増田康宏七段(26)です。

(藤井八冠)
「増田七段とは1年ぶりの対戦になりますが、昨年の対局でも強さを感じるところがあった。しっかり集中して臨みたい」

対局は、互角の戦いが続く熱戦となりましたが、藤井八冠が143手で勝ち、準決勝進出を決めました。

(藤井八冠)
「苦しい将棋だったが準決勝に進むことができたので、次も精一杯頑張りたい」

会場で対局を見守った、藤井八冠のファンは…

(滋賀県在住のファン)
「本当にハラハラする展開だったが、最後は勝ってくれてうれしい。(決勝会場の)有楽町で優勝するのを楽しみにしている」

さらに。

「(Q.“将棋マダム”ですよね?)はい、そうです」

チャント!ではおなじみの熱烈ファン「将棋マダム」の姿が。

(名古屋市在住・将棋マダム)
「実力がますます向上してどんどん強くなって、どこまでいくのか恐ろしい。東京の朝日杯(決勝)もできたら行きたい」

さらに、2日間通して最前列で対局を観戦し、実際に使われた将棋盤がもらえる特典付きのチケットを30万円で購入したファンは。

(京都府在住のファン)
「将棋の内容も見ながら表情を見ていたが、すごく緊迫感が伝わってきた。間近で見られたからこその楽しみもあってすごく良かった」

チケット代30万円については…

(京都府在住のファン)
「正直、高い…(笑)金額としては高いと思ったけど、いい時間を過ごせたので良かった」

藤井八冠が「朝日杯」連覇となるか。

注目の準決勝と決勝は、2月10日に東京で行われます。

© CBCテレビ