自民谷川氏、長崎県連会長を辞任 特捜部、裏金事件で捜査

谷川弥一衆院議員

 自民党長崎県連は15日、谷川弥一衆院議員(長崎3区)が同日付で県連会長を辞任したと発表した。辞任の理由について、県連に対し「一身上の都合」と説明しているという。東京地検特捜部は、自民安倍派の政治資金パーティーを巡る事件で、谷川氏の立件に向けて詰めの捜査を進めている。

 谷川氏は2023年6月に会長に就任。会長任期は通例2年間で、後任は決まっていない。事件に関し、県連を通じて「捜査中のため詳細はお話しできない」とコメントを出した。

 県連幹事長の前田哲也県議は県庁で記者会見し、谷川氏から衆院議員の進退について言及はなかったと明かした。

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