クローザー復権 目指す 広島カープ 栗林良吏「慌てすぎずに」 6年ぶりVへ

全国各地で広島カープの選手が本格始動しています。愛知県では14日、広島カープの 栗林良吏 が、自主トレを公開しました。

広島カープ 栗林良吏 選手
「トレーニングも始まって、自分としては1月から本格的に動いているので、徐々に徐々に本当に始まってきたなという気持ちになっています」

自身が社会人時代を過ごした、愛知県のトヨタのグラウンドで自主トレに励む栗林。2年ぶりに古巣で行う自主トレのテーマは、「体作り」です。

去年オフに取り組んだ、科学的データに基づいて野球を分析する「ドライブライン」での経験をもとに、上半身の安定性や柔軟性を意識したトレーニングを行っています。

栗林良吏 選手
「昨年、(ドライブラインを経験した)九里(亜蓮)さんが継続的に精力的に(トレーニングを)やられているのを見て、九里さんも結果が出ているのを目の前で見ているので、自分も結果を出したいなという一心で、継続すれば何か一つでも得られるものがあるのかなと思って、自分は今、継続しています」

そして、シーズン開幕までの意識は「慌てすぎないこと」。去年、WBCの兼ね合いもあり、シーズン開幕前にけがをしてしまったことを心に留めて、自身のペースで体を仕上げていきます。

栗林良吏 選手
「キャンプインに合わせると、慌てて、慌てて、ここ2年ずっといいふうに進んでいないので、慌てすぎずに自分のペースで開幕、もしくは開幕前にしっかり合わせていければいいかなと思っています」

万全の状態で開幕を迎え、そこで思い描くのは9回のマウンドに立つ自分。“クローザーの地位を再び奪取すること” を誓います。

栗林良吏 選手
「リリーフをやるからには、そこ(9回)を目指してやりたいなと思いますし、そこをやらせてもらってたときの方がやりがいと充実感というのはすごく感じていたので、最終的にはそういうところで投げさせてもらえるような選手になれればいいかなと思っています」

トヨタでの自主トレは今月25日まで。2月から始まる日南キャンプに向けて調整を進めます。

栗林良吏 選手
「今シーズンは、しっかり開幕から結果が出せるように、今の時期を大切にがんばりたいなと思いますし、昨年はなかなか自分としてはいい結果を出せなかったので、ことしはいい結果を出せるようにがんばりたいなと思っています」

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