能登半島地震の被災地に派遣されていた日本赤十字社の救護班が15日、現地での活動を報告しました。
報告会には1月9日から6日間、石川県七尾市や志賀町などに日本赤十字社の医師や看護師などと救護班として派遣された連絡調整員の窪田由さんが参加しました。
窪田さんたちは小学校や地域交流センターなど避難所7箇所を周り、災害によるけがや継続する避難所生活の精神的負担で亡くなる「災害関連死」を防ぐため診療や健康観察を行いました。
救護班連絡調整員 窪田由さん
「便秘症状や発災後の体調不良について不安をかかえている避難者の方いたので気持ちに寄り添った形で巡回した」
さらに今後、感染症対策や健康を保つ食事の確保が課題になると訴えました。
救護班連絡調整員 窪田由さん
「(避難所は)かなり密接密集の状態にあり1人が感染症になれば、すぐに拡大する懸念があり、温かい食事が食べれる避難所とそうでない避難所がある。おにぎりやパンの食事が続くと健康面にも影響が出てくる」
日本赤十字社広島県支部は今後も継続して救護班を派遣し診療など対応にあたる予定です。