売り上げ約8倍に 需要高まる防災グッズ 広島

能登半島地震を受け県内でも災害への備えが進んでいます。売り上げが8倍ほどに増えるなど防災グッズに注目が集まっています。

古武家朋哉記者「こちらのお店、この一角、ぐるっとたくさんの防災商品が取り揃えられています」

西区のカインズLECT店では能登半島地震を受けて防災グッズや備蓄用の食品を求める人が急増し、売り上げは全体で5倍から8倍に伸びているそうです。

女性客「(備蓄品は)ちょっと置いているが今回の地震で足りないと感じた」

男性客「能登の地震で防災意識が高まってきた」

水を使わない簡易トイレは断水の長期化に備え大容量のものが人気で、大人2人が5日間しのげるものもそろっています。

古武家朋哉記者「たくさん食品が並んでいるが、水がなくても食べられる商品もあれば普段使いできるようなレトルト商品の中には温めなくても食べられる商品もあります」

災害時だけでなく普段から食べるものをストックするという人もいるといいます。

カインズ広島LECT店 防災商品担当 和賀未希帆さん「普段から食べているレトルトの食品だったり、クッキーとか常温で保管できる食料を1つ食べたら1つ補充するローリングストック法をとる人もいる」

女性客「(避難先には)子どももいるので少しでも気分を和らいでもらえれば」

能登半島地震をうけ、家具の固定器具など地震に特化した商品の問い合わせが増えているといいます。

男性客「物が倒れてそれを防ぐ手立てが今ないので」

寒い時期や炎天下でも防水や保温などに使えるアルミシートや、電池なしでスマートフォンを充電できるアイテムにも注目が集まっています。

カインズ広島LECT店 防災商品担当 和賀未希帆さん「環境の変化や家族構成の変化が起こると思うので、それに合わせて適切な防災用品をそろえてほしい」

県はスーパーやホームセンターなど県内約2700店舗で防災グッズフェアを29日まで行っています。

いつ起こるか分からない自然災害。日ごろからの備えが大切となります。

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