全国でも有数の“山火事県” 広島 山火事の原因 半分はたき火など人的要因

13日に江田島市の陀峯山で発生した山火事。

発生3日目の15日、約240haが焼け、50時間以上経っても鎮火のめどは立っていません。

住民「まさかこのふもとまで来ると思ってなかったですね。山火事に対する認識がちょっと甘かったですね」「(火事の話を聞いて)「祈るわけですよ家に火が来ないようにね。(家が無事だったことについて)胸をなでおろした、消防団の人には感謝です」

2004年尾道市の生口島では391haが燃える山火事があり、住宅の数十m先まで火が接近し、一時避難勧告が出ました。

1994年には竹原市でタバコが原因の山火事があり、記録的な晴天をうけ鎮火まで9日を要しました。

平成以降、山火事の発生件数が8割以上の年で全国ワースト5位に入る広島。実は全国でも有数の「山火事県」なんです。

広島市消防局予防課調査係 二村由宇也さん「たき火の火の粉が風に流されて山火事になるというケース」

県のまとめによりますと原因の半分近くはたき火で、たばこや放火など多くが人的要因だといいます。

空気の乾燥や燃えやすい落ち葉が多い1月から5月にかけて多く発生しています。

広島市消防局予防課調査係 二村由宇也さん「戻ったときに実際にたき火の火が大きくなってしまっている火事に至るというケースがございますので、そのあたりが火事を起こさないポイントになる」

一度火がつくと長時間燃え続けるおそれのある山火事。火の元には厳重な注意が必要です。

© 広島ホームテレビ