「真剣な話し合いが」アヤックス監督がヘンダーソンへの関心を認める、一方でアル・イテファクが退団を望まないとも

サウジアラビアからの脱出を望むとされているヘンダーソン[写真:Getty Images]

アヤックスへの移籍が噂されているサウジ・プロ・リーグのアル・イテファクに所属するイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン(33)だが、交渉は進んでいるようだ。

今シーズンは史上初となる最下位を経験するなど、苦しんでいたアヤックス。指揮官交代などでテコ入れを進めると、2023年10月29日に行われたPSV戦で敗れて以降はリーグ戦無敗。6試合で4勝2分けと復調し、5位にまで順位を上げて2023年を終えていた。

そんな中、昨シーズンまでリバプールでキャプテンを務めていたヘンダーソンの移籍の噂が浮上。アヤックスの他、ユベントスも関心を寄せているとされている。

ヘンダーソンにサウジアラビアから離れたい考えがあるという報道が出る中、アヤックスを指揮するヨン・ファント・シップ監督がオランダ『ESPN』に対してヘンダーソンについて言及した。

「ヘンダーソンと真剣な話し合いが行われている。彼にはまだサウジアラビアでやらなければいけないことがいくつかある」

「素晴らしいものになるかもしれない。我々があのタイプの選手を実際に起用したいということは、秘密ではない。他の選手だって、その恩恵を受けることがあるだろう」

本気で獲得を目指している一方で、アル・イテファクとしては半年で手放す気はあまりないという。

『ESPN』によれば、スター選手を集めたサウジ・プロ・リーグだが、所々で不満の声が挙がる事態に。このまま退団を許すと、クラブに加えて、リーグ全体の評判を落とす可能性もあると感じているようだ。

この先交渉を進めていくことになるが、2週間程度で進展しなければアヤックスはターゲットを切り替える方針とのこと。いずれにしても、今冬の移籍市場で中盤の強化には動きたいようだ。

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