県庁にイチゴ装飾のストリートピアノ 県誕生150年記念で制作 誰でも自由に演奏を

県が制作した県庁ベリーピアノ

 栃木県誕生150年記念事業の一環で県は15日までに、イチゴの装飾を施した「県庁Berry Piano(ベリーピアノ)」を制作した。県庁のイベント時などに、誰でも自由に演奏できるストリートピアノとして随時活用していく。

 県庁が所有していたピアノの脚の部分やカバーなどにイチゴの装飾を施した。装飾を手がけたのは上三川町在住、洋裁教室主宰の小平政子(こだいらまさこ)さん。小平さんは洋装制作の腕前を競うコンクールで最高賞の内閣総理大臣賞などを受賞した実績がある。

 14日に県庁周辺で開催された「いちご王国・栃木の日」イベントで同ピアノがお披露目され、来場者が演奏や音色を楽しんだ。

 24日午後5時15分から県庁で行われるコンサートでも登場する。とちぎ未来大使の音楽家大嶋浩美(おおしまひろみ)さんと宇都宮短大音楽科学科長の新井啓泰(あらいのりやす)さんが演奏を披露するほか、同5時45分〜同7時は誰でも自由に弾けるようにする。(問)県文化振興課028.623.2153。

県庁ベリーピアノの音色に聞き入るイベント来場者ら

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