青と黒のストライプが織りなすガンバ大阪の2024新ユニフォームデザインが大好評だ。
この2色はサッカー界でも鉄板の人気を誇るコンビ。だが、青黒ストライプのユニフォームとなると沢山あるように感じられるが、実はそれほど多くない。
ここでは、そんな青黒ストライプが最高に格好よい6つのチームをご紹介したい。
クルブ・ブルッヘ
クルブ・ブルッヘ 2022-23 Macron ホーム ユニフォーム
ベルギーの名門クルブ・ブルッヘはサッカー界の青黒ストライプを代表するチームの一つ。
現時点でのリーグ優勝回数はRSCアンデルレヒトに次いで2番目に多く、ベルギーで最も成功したクラブチームだ。現在はMF本間至恩がリザーブチームのクルブNXTで主力としてプレーしている。
クラブは1891年に創設されたが、その当時のキットカラーは今では想像もつかない「黄と黒」だっという。その後数度のチーム合併などを繰り返し、1898年に「青と黒」が登場。以来、クラブカラーとしてこの2色を使い続けている。
ちなみに胸スポンサーは、現在の「UNIBET」の前は日本企業の「DAIKIN(ダイキン工業)」と契約していた。
オーデンセ
オーデンセBK 2020-22 hummel アウェイ ユニフォーム
デンマークの古豪オーデンセBK。そのクラブ名(Odense Boldklub)やエンブレムのデザインから、単にOBと呼ばれることもある。
クラブカラーは「青と白」で、ホームユニフォームには当然この2色を伝統的に使い続ける。アウェイに決まったデザインパターンは無いが、近年は「青と黒」を使うことが増えてきた。
青黒ストライプのユニフォームは2020-21シーズンに初登場と、実は伝統でも何でもないデザイン。だが、これが好評だったのか、次に登場した22-24アウェイユニフォームでは黒を基調に青白の斜めストライプというデザインを採用。青黒を使用したストライプ柄を継承している。
インテル
インテル 2009-10 Nike ホーム ユニフォーム
言わずと知れたサッカー界最強にして最高の青黒ストライプチーム。国内外での優勝回数は数多く、1908年の創設以来一度も2部に降格していないという点からも「最強の青黒」という称号が相応しい。
この2色はクラブ創設時から使われ続けているが、1928-29シーズンのみ「白地に赤十字」デザインを使用。このシーズン以外は常に青黒の縦じまを身にまとっている。
創設当時はライトブルーとブラックで、この2色は昼夜の空の色に敬意を表したものでもあったという。また、当時は複数の工房で作られたシャツを使用していたため、選手によってストライプの本数が異なっていた(当時の写真にも残されている)。
なお、愛称「Nerazzurri(ネッラズーリ/黒と青)」の通りで、日本語で正確に表すなら“黒青ストライプ”が正しい表記となる。
ミドルズブラ
ミドルズブラ 2001-02 Errea アウェイ ユニフォーム
2023-24シーズンはイングランド2部チャンピオンシップで戦うミドルズブラ。最近では遠ざかっているが、1990年代から2000年代にかけてはプレミアリーグの常連だったクラブだ。
クラブカラーは「赤と白」で、ホームユニフォームは赤をメインにこの2色を常に使い続けている。
そんなミドルズブラに初めて姿を現した青黒ストライプのユニフォームが、この2001-02モデルだった。斬新な2色のユニフォームは、00-01アウェイモデルに続きサポーター投票によって選出されたものだったという。
このユニフォームを着て敵地オールド・トラッフォードでのマンチェスター・ユナイテッド戦に1-0で勝利するなど、当時を知るサポーターにとっては思い出深いデザイン。その後はストライプなど様々なスタイルで、この2色がアウェイに度々使われている。
ガンバ大阪
ガンバ大阪 2020 Umbro ホーム ユニフォーム
hummelとのサプライヤー契約2年目となった2024シーズンの青黒ストライプ・ユニフォームが大好評のガンバ大阪。今回は色の割合から「黒青ストライプ」という感じだが、スタイリッシュなデザインは海外ユニフォームファンにも注目されている。
そのG大阪には数々の名作が残されているが、近年だと2020モデルでのストライプの使い方と色味が印象的だった。
チームはJリーグ創設“オリジナル10”だが、当時は青を基調としたデザイン。このチームに青黒ストライプが登場したのは、adidasとサプライヤー契約を結んだ1997年のことだった。
以来、スタイルに変化はあっても青黒(そして白)のストライプ柄は、胸ロゴの「Panasonic」とともに不変のデザインとして受け継がれている。
アタランタ
アタランタ 2000-01 Asics ホーム ユニフォーム
イタリアサッカー界でインテルとともに青黒ストライプの代表的な存在であるアタランタ。エンブレムには俊足の女神をデザインし、プロヴィンチャの女王とも呼ばれるチームだ。
1907年のクラブ創設当時はウディネーゼのような白黒ストライプのユニフォームを着用していたが、1920年のチーム合併を機に青黒へクラブカラーを変更。以来、この2色のストライプがユニフォームに使われている。
相思相愛!90年代以前から「ユニサプライヤーが不変」の5チーム
そんなアタランタの青黒ユニフォームで人気が高いのは1990年代後半から2000年代にかけてもの物が多く、とりわけ2000-02の2シーズンの胸スポンサー「ORTOBELL」は、ユニークなロゴデザインも人気に。
当時のキットサプライヤーは日本のメーカーAsicsで、契約期間は1995-96~2006-07までの12シーズン。これは現時点で歴代最長のパートナーシップだ。
現在では世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。懐かしいユニフォームやグッズは見るだけでも楽しいです。