ローマがモウリーニョ監督の後任としてクラブのレジェンドを検討か

写真:2021年の夏からローマを率いるモウリーニョ監督©Getty Images

イタリアメディア『Sport mediaset』によると、ローマのオーナーを務めるダン・フリードキン氏は、最近のジョゼ・モウリーニョ監督指揮下の成績に不満を抱いており、モウリーニョ監督の後任として、ダニエレ・デ・ロッシ氏を検討しているという。

現地時間14日に行われた、セリエA第20節ミラン戦に敗れたローマは9位に位置しており、UEFAチャンピオンズリーグ圏内の4位フィオレンティーナとは勝ち点差を「5」としている。また、同11日に行われたコッパイタリア準々決勝ラツィオとの“ローマダービー”では0-1で落とし、敗退が決まっている。

モウリーニョ監督は、ローマを2021-22シーズンにUEFAカンファレンスリーグの初代チャンピオンに導き、翌シーズンにはUEFAヨーロッパリーグの決勝でセビージャに敗れたものの、2シーズン連続でヨーロッパコンペティションの決勝戦に進出する偉業を成し遂げた。しかし同紙によると、モウリーニョ監督のローマでの将来はそう長くは続かないようだ。

そこでデ・ロッシ氏がモウリーニョ監督の後任候補として検討されているという。デ・ロッシ氏はフランチェスコ・トッティ氏に次ぎ、ローマ史上2番目の出場数「616」を誇っている。まさにクラブのレジェンドとなる人物に白羽の矢が立ったようだ。

アルゼンチンのボカ・ジュニアーズで現役引退したデ・ロッシは指導者に転身後、イタリア代表のテクニカルスタッフに就任。2022年10月にSPALの監督を率い17試合を戦うも、成績不振によりシーズンの途中で解任されている。

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