「裏をもっと見せれば…」ベトナム戦を見守った前田大然が感じたポイント、それでも「勝って修正できれば良い」と前向き

ベトナム戦はベンチで見守った前田大然[写真:Getty Images]

日本代表FW前田大然(セルティック)が、観戦していたベトナム代表戦と自身の状態について語った。

14日、日本はアジアカップ2023の初戦でベトナムと対戦。幸先良く先制した中で、前半のうちにCKとFKの流れから連続失点で逆転を許す展開となる。

思わぬ事態となったが、南野拓実、中村敬斗のゴールで前半のうちに逆転。後半は修正して危なげない戦いを見せ、上田綺世のゴールで4-2と白星スタートを切ることに成功した。

この試合は出番がなかった前田。コンディションが整わない海外組の1人として調整中だが、15日のトレーニングも問題なくこなしていた。

ベトナム戦について前田は「まずはチームが勝ったことが一番です。チャンスが来た時に、やってやろうという気持ちで良い準備をしていきたいです」とコメント。自身の出番を待って準備をしているとした。

試合内容については「僕たち含めて優勝することがマストになっていますが、初戦の難しさはみんなわかっていたので、そこを乗り越えられたことは大きいです」とコメント。前半はプレスがハマらずに苦しんだが「前半は全然ハマっていない印象でしたが、後半はしっかり修正して、逆転もできていました。勝って修正できれば良いかなと思います」と、勝ちながら上げていければ良いとした。

「誰が出ても難しい展開にはなったと思います」と語る前田だが、試合を見ていて気になったポイントについては「結構ハイラインで来ていたので、裏をもっと見せれば相手も引いて、上手くボールを回せたかなと思います」と、裏への意識を持つことで、ポゼッションやビルドアップがやりやすくなると語った。

次のイラク戦では出番が回ってくる可能性もあるが、イラクについては「セルティックのスタッフにイラク人がいて、声を掛けられたので勝ちたいなと思います」とコメント。「普段は試合を見ないんですけど、この試合は観ると言ってました」と、チームのスタッフにイラク人がいると明かし、勝利を誓った。

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