末期がんを公表したエリクソン氏 チャリティーマッチでリヴァプールを率いる?

写真:自身をリヴァプールファンであると明かしたエリクソン氏©Getty Images

先日、自身が末期のすい臓がんであると公表したスヴェン=ゴラン・エリクソン氏がリヴァプールファンであることをイギリス『Sky Sports』を通じて明かした。

スウェーデン人のエリクソン氏は、2001年から2006年までイングランド代表の監督を務め2回のワールドカップを経験した他、ベンフィカやサンプドリア、ラツィオ、マンチェスター・シティなどの監督を歴任し、監督キャリアで1000試合以上の指揮を執っている。

エリクソン氏は「私の父も私もずっとリヴァプールファンだ」と語り、「私は常にリヴァプールの監督になりたいと思っていた」と夢も明かしていた。

この発言を耳にしたクラブOBのロビー・ファウラー氏やルイス・ガルシア氏、リヴァプールファンメディアの『Redmen TV』などが反応。3月23日にアンフィールドで行われる、リヴァプールレジェンド vs アヤックスレジェンドのチャリティーマッチでエリクソン氏をリヴァプールの監督にするようにクラブ側に求めているという。イギリス『BBC』が伝えている。

このリヴァプールレジェンドの監督を務めるという計画をエリクソン氏は「知らなかった」とイギリステレビ番組『Good Morning Britain』で答えたものの、「私と息子はその試合に(元々)招待されていた」と語り、チャリティーマッチの存在は知っていたようだ。

『Redmen TV』のダン・クラベ氏は「このキャンペーンはフットボールサポーターが困難な時にどのように団結できるか示している。実現するのを見てみたい」と語っており、エリクソン氏が、アンフィールドでリヴァプールの指揮を執る“夢”が実現するのか期待がかかる。

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