昼食の弁当が…職場の同僚17人が食中毒、ノロウイルス検出 福井県の飲食店に営業停止処分

 福井県は1月15日、鯖江市の飲食店の弁当を9日に食べた20~60代の男女17人が嘔吐、腹痛、下痢などの症状を訴え、食中毒と断定したと発表した。弁当を食べた人のうち少なくとも14人と調理従事者のうち3人の便から、ノロウイルスが検出された。

⇒ホテルの懐石料理など食べ13人が腹痛や嘔吐

 県は食品衛生法に基づき、15~17日の3日間、この店の飲食店営業と魚介類販売を停止処分とした。入院者はおらず、全員快方に向かっている。

 県医薬食品・衛生課によると、17人は鯖江市内の職場の同僚。9日の昼食で弁当を食べ、10日夜から症状が出始めた。11日夜に「弁当を食べた後、体調不良者が複数出ている」と県丹南健康福祉センターに連絡があった。

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